- どく
- I
どく【毒】(1)生体, 特に人体に有害な物質。 特に, 少量でも人命にかかわる作用を及ぼし得る物質。
「~入りの饅頭(マンジユウ)」「~を盛る」「~を呷(アオ)る」
(2)健康・生命をそこなうおそれのあるもの。「勉強ばかりしていては, 体に~だ」
(3)ためにならないもの。 わざわいとなるもの。 害悪。「目の~」「この本は子供には~だ」
(4)人の心を傷つけるもの。 悪意。「~を含んだ言葉」
~にも薬にもならない害にもならないが, かといって役に立つわけでもない。~を食らわば皿まで〔いったん, 毒を食らうからには, それを盛った皿までなめるという意〕一度罪悪を犯したからには, 徹底的に罪悪を重ねる。 毒食らわば皿まで。「もうこうなったら, ~だ」
~を以(モツ)て毒を制する悪いことをなくすために, 他の悪いことを利用する。 悪人を除くのに, 他の悪人を使うようなこと。IIどく【独】「独逸(ドイツ)」の略。III「日・~・仏」
どく【退く】※一※ (動カ五[四])〔「のく」の転。 近世以降の語〕その場所からわきへ移る。「わきに~・いてください」
‖可能‖ どける※二※ (動カ下二)⇒ どける
Japanese explanatory dictionaries. 2013.